最小限の設定項目
概要 |
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Asteriskをインストール後に変更しなければならない最低限の設定ファイルは、
/etc/asterisk/sip.conf と /etc/asterisk/extensions.conf です。
この2つのファイルを編集すればSIPでの動作確認が可能です。
ファイルを変更したら、asterisk -r でasteriskサーバへ接続し、
「reload」コマンドを投入して設定ファイルの変更を反映しておきます。
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sip.conf |
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SIP関係の設定情報を管理するファイルです。
例えば下記のように設定します。
[5001]
type=friend
secret=pc5001
aith=md5
nat=yes
host=dynamic
reinvite=no
canreinvite=no
qualify=1000
dtmfmode=inband
callerid="PC 1" <5001>
disallow=all
allow=ulaw
allow=alaw
context=test-local
ここで重要なのは、以下の項目です。
[5001] |
内線番号、認証時のユーザーID |
secret=pc5001 |
認証時のパスワード |
context=test-local |
extensions.conf 内の[test-local]を参照するという意味 |
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extensions.conf |
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コールの動作を定義するファイルです。
では、一番簡単な設定例を見てみましょう。
[test-local]
exten => 500,1,BackGround(demo-congrats)
exten => 500,2,Hangup
sip.conf ファイルで、5001番の内線番号の電話機からの要求はextensions.conf内の
[test-local]で処理されるように設定していました。
この test-local コンテキストでは、SIP電話機から「500」とダイヤル
されると、音声ファイル「demo-congrats」を再生し、その後に切断するというものです。
500の横の連番の番号は、数字の若い順に実行されていきます。
[test-local]
exten => _X!,1,BackGround(demo-congrats)
exten => _X!,n,Hangup
次の例ですが、今度は500のかわりに「_X!」という記号が入っています。
上の例では、電話機で「500」とダイヤルする必要がありましたが、
こうすると、どんな番号をダイヤルしても音声が再生されるようになります。
また、数字を連番でつけていくのも面倒なので、最初に1を指定して、
以降は「n」を指定すれば上から順番に実行されます。
[test-local]
exten => _5X!,1,Dial(SIP/${EXTEN},120,Ttm)
exten => _5X!,n,Hangup
exten => _700,1,BackGround(demo-congrats)
exten => _700,n,Hangup
この例では、5から始まる番号をダイヤルすると他のSIP電話機をコールし、
700とダイヤルすると録音されたメッセージを再生します。
それ以外の数字で始まる番号をダイヤルすると、エラーになります。
ダイヤルプランで使えるパターンマッチング用の記号は、
以下のサイトで確認できます。
http://www.voip-info.org/wiki/view/Asterisk+Dialplan+Patterns
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