現象 |
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Asteriskは各国のISDNの規格に準拠したプロトコルを実装しています。
ところが!
Asteriskのコンフィグレーションには日本のNTTのINS1500は
ありません・・・。
むりやりINS1500を接続しても、着信はなんとかできるものの発信は一切できません。
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原因 |
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ISDNの規格では、発着信しようとしている電話番号の先頭に、
番号種別コードというのをくっつける必要があります。
これは、国際通話とか市外通話など通話の種類を特定するための
キーになる値です。
外国のISDNではすべてこの種別コードが正しく扱われているのですが、
なぜか日本のINS1500はこの種別コードの扱いが違うために
発信時に電話番号の先頭に種別コードを設定して送信すると
網側でその番号を却下してしまうことが原因です。
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対処方法 |
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Libpriを修正する必要があります。
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改修方法のヒント |
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主にlibpriのなかのq931.cを改造します。
送出しようとする番号種別コードをPRI_UNKNOWNにすることで
発信もできるようになります。
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